atGPジョブトレIT・Webは評判通り?|リワーク利用者×元人事として卒業生を見た本音

窓辺の机に置かれたノートパソコンとヘッドホン 就労移行支援
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この記事を書いた人
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障害者雇用13年目・特例子会社の元採用担当

一般雇用で働いていた頃にうつと双極性障害を発症し、精神障害者保健福祉手帳を取得。就労移行支援を経て、大手企業の特例子会社へ。面接を受ける側と、面接をする側の両方に座りました。

→ くわしいプロフィール

  1. はじめに
  2. 1. atGPジョブトレIT・Webとは?サービス概要と対象者
    1. 1-1. 運営会社とatGPグループとの関係
    2. 1-2. IT・Web特化型のカリキュラム(デジタルハリウッドとの提携)
    3. 1-3. 対象となる人・対象にならない人
  3. 2. 【体験談】実際に2か月通った私が感じたこと
    1. 2-1. なぜこの事業所を選んだか
    2. 2-2. カリキュラムの実際の中身と、眠くなった課題への向き合い方
    3. 2-3. 支援員の質について、実際に感じたこと
  4. 3. 実際に聞かれる悪い評判・口コミを検証する
    1. 3-1. 「スタッフの質にばらつきがある」は本当か
    2. 3-2. 「強制的なグループワークが合わない」への実感
    3. 3-3. 良い評判・口コミも合わせて見る
  5. 4. 利用料金・利用開始までの流れ
    1. 4-1. 自己負担額の決まり方
    2. 4-2. 見学から利用開始までの流れ
    3. 4-3. 短期・リワーク目的でも受け入れてもらえるのか
  6. 5. 【元採用担当の視点】卒業生を採用側はどう見ているか
    1. 5-1. 面接で評価されたポイント
    2. 5-2. 「未経験でも通用するか」への採用側の本音
  7. 6. 他のIT系就労移行支援との比較
    1. 6-1. atGPジョブトレIT・WebとNeuro Diveの違い
    2. 6-2. どんな人にどちらが向いているか
  8. 7. atGPジョブトレIT・Webが向いている人・向いていない人
    1. 7-1. 向いている人の特徴
    2. 7-2. 向いていない人・注意が必要な人
  9. 8. よくある質問(Q&A)
    1. 8-1. Q. 事業所によって差はありますか
    2. 8-2. Q. IT未経験でもついていけますか
    3. 8-3. Q. リワーク目的でも利用できますか
    4. 8-4. Q. パソコンやソフトは自分で用意する必要がありますか
  10. まとめ

はじめに

「atGPジョブトレIT・Webの評判、実際どうなんだろう」。

このキーワードで検索したあなたは、ネット上の口コミだけでは判断がつかなくて、ここにたどり着いたのではないでしょうか。

先に結論をお伝えすると、実際に2か月通った私の実感は「おおむね評判通り。ただし拠点と担当者による差はある」です。

この記事でわかること

  • 運営会社・3つのコース・事業所の場所・費用などの基本情報
  • 実際に2か月通った私の体験(良かった点も、大変だった点も)
  • よく見かける悪い評判が本当かどうか
  • 元採用担当から見た、卒業生の評価
  • AI・データ分析が学べるNeuro Diveとの違い

こんな人に読んでほしい

  • atGPジョブトレIT・Webの見学や利用を考えている人
  • 口コミを読んでも、自分に合うかどうか判断がつかない人
  • 休職中で、復職の準備(リワーク)として通える場所を探している人

私は精神障害者保健福祉手帳を持つ当事者で、特例子会社に13年以上勤めています。社内では人事・採用担当も経験してきました。

障害当事者と元採用担当、両方の立場から見てきた人は、あまり多くないと思います。

▶ 関連記事:プロフィール(これまでの道のり)

このatGPジョブトレIT・Webには、私自身が実際に2か月通いました。就職活動のためではなく、休職からの復職準備(リワーク)としてです。

この記事では、その実体験と、採用する側として見てきた視点の両方から、評判が本当なのかを本音でお伝えします。

1. atGPジョブトレIT・Webとは?サービス概要と対象者

ノートパソコンと学習用ノートが置かれた明るい机

まず、口コミを見る前に基本情報を整理しておきましょう。ここを知らないまま評判だけを追いかけると、自分に合うかどうかの判断を誤ってしまうんですよね。

項目内容
運営会社株式会社ゼネラルパートナーズ(障害者向けの転職サイト「atGP」の運営会社)
コースWebデザイナー・ITエンジニア・動画編集の3つ(デジタルハリウッドと提携)
対象身体障害(内部障害)・精神障害・発達障害・難病のある65歳未満の人
利用期間原則として最長2年
通所週4日以上が望ましい(原則)
事業所東京(渋谷・秋葉原・浜松町)、千葉(船橋)、埼玉(大宮)、大阪(心斎橋)
見学・相談無料。約60分で、その場での申し込みは不要

1-1. 運営会社とatGPグループとの関係

atGPジョブトレIT・Webを運営しているのは、株式会社ゼネラルパートナーズです。

障害者向けの転職サイト「atGP」を20年以上運営してきた会社で、障害者の就職支援では大手のひとつです。

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私は人事・採用担当をしていた頃、就労移行支援事業所や転職エージェントの担当者と、求人や会社見学会・説明会の場で直接やり取りする機会が多くありました。その中でも、専門性が高く情報量も多い事業者だと感じています。

1-2. IT・Web特化型のカリキュラム(デジタルハリウッドとの提携)

このサービスの一番の特徴は、映像・デザイン教育で知られるデジタルハリウッドと提携していることです。

同社の動画講座が受け放題になっていて、「Webデザイナーコース」「ITエンジニアコース」「動画編集コース」の3コースから選べます。

私は、この中のWeb制作寄りのカリキュラムで、HTML(ホームページの骨組みを書くための言語)とWebデザインの基礎を学びました。

事務職が長かった自分にとって、少しでもこうした知識があることは、この先の仕事の幅を考えるうえで強みになると感じたんです。

1-3. 対象となる人・対象にならない人

対象になるのは、身体障害(内部障害)・精神障害・発達障害・難病のある65歳未満の人です。

利用期間は原則として最長2年で、週4日以上の通所が望ましいとされています。

事業所は6か所です。通えそうな事業所があるか、先に確かめておいてください。

地域事業所最寄り駅
東京渋谷渋谷駅から徒歩8分、神泉駅から徒歩3分
東京秋葉原秋葉原駅から徒歩12分、神田駅から徒歩10分
東京浜松町浜松町駅から徒歩5分、大門駅から徒歩2分
千葉船橋船橋駅から徒歩9分
埼玉大宮大宮駅から徒歩5分
大阪心斎橋本町駅から徒歩5分、心斎橋駅から徒歩12分

障害者手帳を持っていないんですけど、利用できないんでしょうか?

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手帳がなくても、主治医の診断書や通院の実績をもとに、自治体が利用を認めるケースがあります。ここは自治体ごとに判断が分かれるので、お住まいの自治体の障がい福祉の窓口に確認してみてください。

なお「週4日以上が望ましい」という条件は、あくまで原則です。私自身、リワーク目的だったので、最初は週3日通所・週2日在宅からスタートしています。

この短期での利用の実際は、あとの章で詳しくお話しします。

まずは無料の見学・相談で、自分に合うか確かめてみてください。

※見学は約60分で、その場で申し込む必要はありません。事業所は、東京(渋谷・秋葉原・浜松町)、千葉(船橋)、埼玉(大宮)、大阪(心斎橋)にあります(公式サイトより)。

(1章の出典:atGPジョブトレIT・Web 公式サイト)

事業所の場所や3つのコースが分かったところで、次は実際に通ってみてどうだったのかです。私が2か月通った体験を、良かった点も大変だった点も含めて書いていきます。

2. 【体験談】実際に2か月通った私が感じたこと

窓辺の机に置かれたノートとマグカップ

ここからは、私が実際にatGPジョブトレIT・Webへ2か月通った体験をお話しします。

就職活動のためではなく、特例子会社に入ってから経験した休職(人生では2回目の休職です)からの、復職準備(リワーク)としての利用でした。

期間やったこと
休養(1か月)主治医の言葉を信じて、とにかく安静に過ごす
手続き(前後合わせて1か月)自治体での受給者証の申請と面談など
リワーク(2か月)週3日通所・週2日在宅から始めて、週5日の通所へ慣らす
合計休職期間は4か月。リワーク中の出席率は100%

▶ 関連記事:休職から復職の体験談|リワークと就労移行支援の使い分け、元人事が明かす実例

2-1. なぜこの事業所を選んだか

事業所選びで条件にしたのは、次の2つだけでした。

  • 通勤の練習になるよう、30分前後で電車に乗って通えること
  • これまで学んだことのなかったIT・Web系のカリキュラムがあること

人事・採用担当をしていた経験があったので、候補をある程度しぼり込めたのは助かりました。何も知らずに探すより、事業所選びのハードルはだいぶ低かったと思います。

そうして選んだのが、atGPジョブトレIT・Webでした。

ただ、ここでひとつ壁がありました。通常の就労移行支援は、6か月〜1年半ほどの利用を前提にしています。

私が最初に考えていた1か月という短期では、最低限のプログラムも支援計画も組めないと言われたんです。

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結局、取引のあった企業でたまたま担当者を知っていたこともあり、「最低でも2か月」という条件でリワークとして受け入れてもらえました。この期間の柔軟さは、事業所や時期によって差が出るところです。検討するときは、事前の説明会や電話で必ず確認してみてください。

2-2. カリキュラムの実際の中身と、眠くなった課題への向き合い方

最初から週5日通えたわけではありません。週3日通所・週2日在宅からスタートして、復職が近づくにつれて、少しずつ週5日の通所へ慣らしていきました。

体調が悪い日は正直に伝えて在宅に切り替えたり、午後から休みを取ったりもしています。

この支援員への事前の連絡や報告そのものが、復職後の仕事にもつながる良い練習になりました。

▶ 関連記事:就労移行支援は週5がきつい人へ|元人事×当事者、両方の経験談から見た対処法

カリキュラムの中身は、WebデザインとHTMLの基礎が中心でした。

事務職が長かった自分にとって、少しでも基本を知っているかどうかで、この先の仕事の幅が変わってくると感じています。

一方で、自主学習中に眠くなってしまうことが何度もありました。そんなとき、職員の方は次のような対応を柔軟に認めてくれていた印象があります。

  • 席を立ってみる
  • 飲み物を買いに行く
  • お昼休憩のあとのラジオ体操に参加する

無理に机に向かわせるのではなく、体を動かして気分を切り替える時間を認めてもらえたのは、ありがたかったです。

休職期間の4か月の中で、リワーク中の出席率は100%を保てました。

2-3. 支援員の質について、実際に感じたこと

当時担当してくれた支援員は、転職エージェントの経験もあり、社会人歴も長い方でした。人事担当を経験していた私自身も、勉強になることが多かったです。

「支援員の質にばらつきがある」という評判をよく見かけますが、少なくとも私が担当してもらった範囲では、そう感じる場面はありませんでした。

もちろん、これは私が利用した事業所・時期・担当者でのひとつの事例です。次の章では、ネット上でよく見かける悪い評判を、ひとつずつ確かめていきます。

3. 実際に聞かれる悪い評判・口コミを検証する

虫眼鏡と白紙のメモが置かれた机

実際に評判を調べると、悪い口コミも出てきます。ここは目をそらさずに向き合うべきところです。

よく見かける指摘を、自分の体験と照らし合わせて確かめます。

よく見かける評判実際に通った私の実感
スタッフの質にばらつきがある私の担当は良かった。ただ、拠点や時期で変わるので否定しきれない(3-1)
強制的なグループワークが合わない私は「強制された」と感じる場面はなかった(3-2)
動画講座が受け放題(良い評判)事務職からIT・Webの基礎を学べたのは、素直にプラスだった(3-3)

3-1. 「スタッフの質にばらつきがある」は本当か

これは、私も否定しきれません。事業所は1-3で紹介したとおり6か所にあり、担当になる支援員は拠点や時期によって変わります。

私が担当してもらった支援員は良かったのですが、それがすべての拠点・すべての支援員に当てはまるとは言い切れません。

支援員との相性が心配です。何か対策はありますか?

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KEN-3

見学のときに、実際に担当になりそうな支援員と話してみるのがおすすめです。あわせて、合わないと感じたときに担当の変更を相談できるかも聞いておくと安心ですよ。

3-2. 「強制的なグループワークが合わない」への実感

私自身は、グループワークを「強制された」と感じる場面はありませんでした。ただ、これもコースや時期によって内容が変わる可能性はあります。

集団での活動が苦手だと自覚している人は、見学のときに「個別の課題を中心に組めるか」を確認しておくと安心です。

3-3. 良い評判・口コミも合わせて見る

一方で、良い評判としてよく挙がるのは、次の2つです。

  • デジタルハリウッドの動画講座が受け放題
  • 障害に特化した事業所ならではの、働き方への理解の深さ

私自身も、事務職からIT・Webの基礎を学べたことは、素直にプラスの経験でした。

悪い評判も良い評判も、結局は「事業所・拠点・時期」による差が大きいというのが、実際に通った私の実感です。

次の章では、利用料金と、リワーク目的の短期利用がどこまでできるのかをお伝えします。

4. 利用料金・利用開始までの流れ

封筒と書類が置かれた落ち着いた机

「結局いくらかかるの?」。

ここが一番気になるところだと思うので、先にお伝えすると、多くの人は無料か、かかっても月1万円弱で通えます。

4-1. 自己負担額の決まり方

自己負担額は、前年度の世帯収入によって3つに分かれます。公式サイトによると、利用者の過半数が無料で通えているそうです。

世帯の状況1か月の自己負担
生活保護を受けている世帯・市町村民税が非課税の世帯0円
市町村民税が課税の世帯(所得割16万円未満)9,300円
上記以外37,200円

(出典:全国社会福祉協議会「障害福祉サービスの利用について(2024年4月版)」)

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私の場合は共働きで、市区町村民税がかかる世帯(課税世帯)だったため、月9,300円かかりました。それでも、毎日のプログラムと通勤の練習ができることを考えると、十分に価値のある金額だったと感じています。

利用するには、「福祉サービス受給者証」(障害福祉サービスを使うために自治体が発行する証明書)の申請が必要です。

私の自治体では、次の4つを準備したうえで面談がありました。

  • 勘案事項整理票(自治体が利用の必要性を確認するための書類)
  • 主治医の診断書
  • 勤務先からの意見書
  • お薬手帳

必要な書類は自治体によって違うことがあるので、詳しくはお住まいの自治体の障がい福祉の窓口にご確認ください。

4-2. 見学から利用開始までの流れ

公式サイトによると、利用開始から就職後までの流れは次の6段階です。

  • 無料の相談・見学の申し込み
  • 事業所見学・説明会・体験通所(約60分。その場での申し込みは不要)
  • 通所開始(受給者証の事前申請が必要)
  • 就職・転職活動のサポート
  • 内定・入社
  • 入社後のサポート(最大3年半)

見学の時点で申し込みを迫られることはないので、まずは話だけ聞いてみるという使い方でも大丈夫です。

見学で何を聞けばいいか迷う人は、就労移行支援の見学で聞く質問20も参考にしてください。

私が1回目に3か所を比べたときに、実際に聞いた質問も載せています。

4-3. 短期・リワーク目的でも受け入れてもらえるのか

2-1でお話ししたとおり、私は「最低でも2か月」という条件でリワークとして受け入れてもらいました。

ただしこれは私の事業所・時期での話で、就労移行支援は長期の利用を前提にしている事業所がほとんどです。

短期やリワーク目的での利用を考えている人は、見学のときに次のことを確認しておくと安心です。

  • 最短で何か月から受け入れてもらえるか
  • 休職中の人を受け入れた実績があるか
  • 会社の休職期間や復職の判断の時期と、どう合わせられるか

短期やリワークでの利用ができるかも、無料相談や見学のときに直接聞けます。

※相談・見学は無料です。事業所は、東京(渋谷・秋葉原・浜松町)、千葉(船橋)、埼玉(大宮)、大阪(心斎橋)にあります(公式サイトより)。

(4章の出典:atGPジョブトレIT・Web 公式サイト)

費用と流れが分かったところで、次は少し視点を変えます。

ここからは私のもうひとつの顔、元採用担当として、こうした事業所で学んできた人をどう見ていたかをお話しします。

5. 【元採用担当の視点】卒業生を採用側はどう見ているか

革表紙のノートと万年筆が置かれた机

ここからは当事者ではなく、採用する側の立場から見た本音です。面接や採用の場に立ち会ってきた経験をもとにお伝えします。

5-1. 面接で評価されたポイント

採用担当者が気にしているのは、病名ではありません。

見ているのは勤務の安定性です。

具体的には、次のあたりを見ています。

  • 今の体調
  • 自分の障害への理解の深さ
  • 配慮してほしいことがはっきりしているか
  • 長く働き続けられそうか
  • 困ったときに相談できるか

▶ 関連記事:障害者雇用で人事が本当に見ている本音|元採用担当が明かす採用される人の特徴

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面接に立ち会っていた頃、採用側でよく交わされていたのは「この人はどの部署から始めるとよいか」という会話でした。たとえば、事務の経験はないけれど、人当たりがよくコミュニケーション力が高い人。こういう人なら、まずは窓口業務から始めて、会社に慣れながら事務の経験を積んでもらおう、という話になります。

就労移行支援でHTMLやWebデザインの基礎を学んできたという経歴も、こうした配置を考えるときの材料のひとつになります。

5-2. 「未経験でも通用するか」への採用側の本音

結論から言うと、未経験であること自体は、落とす理由になっていませんでした。

採用側で話し合われていたのは「この人をどの入口から迎えるか」であって、「経験がないから不合格」ではなかったんです。

だからこそ、atGPジョブトレIT・Webのような場所で、基礎レベルでもHTMLやWebデザインに触れてきた経験は、面接で「一緒に働く姿」を採用側に伝える材料になります。

スキルの完成度より、そこに向き合ってきた姿勢が伝わるかどうかのほうが大きいと感じています。

▶ 関連記事:特例子会社の面接で聞かれる質問と回答例|元採用担当が明かす合否の分かれ目

6. 他のIT系就労移行支援との比較

無地の表紙の本が2冊並んだ机

atGPジョブトレIT・Webだけが選択肢ではありません。

IT系に強い事業所としてよく名前が挙がるNeuro Dive(ニューロダイブ)との違いを整理しておきます。

6-1. atGPジョブトレIT・WebとNeuro Diveの違い

一番の違いは、学べる中身の方向性です。

atGPジョブトレIT・Webは、HTMLやCSS(ホームページの見た目を整える言語)など、制作寄りのスキルが中心です。

Neuro Diveは、データ分析や業務の効率化など、より専門的なIT・AIのスキルに寄っています。

もうひとつの違いは、最初の一歩です。

atGPジョブトレIT・Webは事業所での見学から、Neuro Diveは自宅から参加できるオンラインの説明会から始まります。

比べる項目atGPジョブトレIT・WebNeuro Dive
運営会社株式会社ゼネラルパートナーズパーソルダイバース株式会社
学べることWebデザイナー・ITエンジニア・動画編集の3コース(デジタルハリウッドと提携)データ分析(PythonやSQLによる分析・Tableauでの見える化)と、業務の効率化(RPAやマクロによる自動化・生成AIの活用)の2分野
目指す仕事の例Webデザイナー、エンジニア、動画編集データアナリスト、RPAエンジニア、業務改善の仕事
事業所東京(渋谷・秋葉原・浜松町)、千葉(船橋)、埼玉(大宮)、大阪(心斎橋)秋葉原・渋谷・横浜・大阪・福岡
最初の一歩無料の相談・見学(約60分)無料のWEB説明会(毎週オンライン・30分ほど)
おすすめな人Web制作の基礎から学びたい人、事務職などからの仕事の幅を広げたい人AIやデータ分析に関心がある人、より専門的なITスキルを目指す人
公式サイト障害者専門のIT・Web就労支援サービス【atGPジョブトレIT・Web】 AIやデータサイエンスが学べるIT特化の就労移行支援【Neuro Dive】

※各サービスの詳細な条件・対応エリアは変更されることがあります。申し込み前に各公式サイトでご確認ください。

(6-1の出典:Neuro Dive 公式サイト「プログラム内容」、Neuro Dive 公式サイト「ご利用開始までの流れ」、atGPジョブトレIT・Web 公式サイト「アクセス一覧」)

KEN-3
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私が通っていた頃は、まだ事業所の数が少なく、Neuro Diveの存在を知りませんでした。もし当時知っていて、通える範囲にあれば、間違いなく候補に入れていたと思います。

今、AI・IT系に興味がある人へのおすすめ度で言えば、Neuro DiveはNo.1だと感じています。

6-2. どんな人にどちらが向いているか

事務職からの仕事の幅を広げたい人や、Webサイト制作の基礎をひと通り知っておきたい人には、atGPジョブトレIT・Webが向いています。

私自身、事務職が長かったのでHTMLとWebデザインの基礎で十分でしたし、当時はそれ以上の専門的なAI・データ分析までは求めていませんでした。

逆に、AIやデータ分析そのものに関心があって、より専門的なスキルを身につけたい人には、Neuro Diveが合っていると思います。

どちらが優れているかではなく、目指す方向の違いだと考えてください。

Neuro Diveがおすすめな人

  • AI・データ分析・業務の自動化など、先端のIT分野を学びたい人
  • 事業所に行く前に、まずは自宅から説明を聞いてみたい人
  • 秋葉原・渋谷・横浜・大阪・福岡の事業所に通える人

AIやデータ分析を学びたい人は、Neuro Diveのオンライン説明会から始めてみてください。

※無料のWEB説明会(30分ほど)を毎週オンラインで開いていて、自宅から参加できます。説明会の後には、希望すれば個別の相談の時間もあります(公式サイトより)。

7. atGPジョブトレIT・Webが向いている人・向いていない人

観葉植物の横に置かれた開いたノート

ここまでの内容をふまえて、どんな人に向いているか、逆にどんな人は注意が必要かをまとめます。

7-1. 向いている人の特徴

私の経験もふまえると、次のような人には向いていると感じます。

  • IT・Web未経験で、動画講座を使って基礎からじっくり学びたい人
  • 事務職など、別の職種から仕事の幅を広げたい人
  • 就職だけでなく、私のように休職からの復職準備(リワーク)として利用を考えている人
  • 費用をできるだけ抑えて学びたい人(利用者の過半数が無料)

当てはまる項目が多かった人は、見学で自分に合うか確かめてみてください。

※見学は約60分で、その場で申し込む必要はありません。事業所は、東京(渋谷・秋葉原・浜松町)、千葉(船橋)、埼玉(大宮)、大阪(心斎橋)にあります(公式サイトより)。

通所の日数や在宅の相談って、実際にどこまで柔軟に対応してもらえるものなんでしょうか?

KEN-3
KEN-3

私の場合は、週3日通所・週2日在宅から始めて、体調に合わせて少しずつ週5日へ慣らしていきました。事業所や一人ひとりの事情で変わる部分なので、見学のときに「自分の状況だとどこまで調整できるか」を具体的に聞いてみるのが一番確実です。

7-2. 向いていない人・注意が必要な人

一方で、次のような人は事前によく確認したほうがよいと思います。

  • 65歳以上の人、または対象の障害(身体障害〈内部障害〉・精神障害・発達障害・難病)に当てはまらない人
  • AIやデータ分析など、より専門性の高いITスキルを最初から目指したい人(Neuro Diveなど他の事業所のほうが合う可能性があります)
  • 東京・千葉・埼玉・大阪の事業所に通える範囲に住んでいない人

向いている・向いていないは、あくまで一般的な傾向です。最終的には、見学や体験通所で自分の目で確かめるのが一番確かだと思います。

8. よくある質問(Q&A)

木の机に置かれた付箋と鉛筆

見学の前によく聞かれる疑問を、4つにしぼって答えます。前の章で詳しく書いたものは、要点だけにしています。

8-1. Q. 事業所によって差はありますか

渋谷と心斎橋など、事業所によって中身に差はあるんですか?

KEN-3
KEN-3

カリキュラムの土台は同じですが、支援員や一緒に通う利用者の顔ぶれは拠点ごとに違います。3-1でもお話ししたとおり、ここは差が出やすいところです。候補の事業所が2か所あるなら、両方見学して比べてみてください。

8-2. Q. IT未経験でもついていけますか

ついていけると思います。私自身、事務職が長く、HTMLやWebデザインはほとんど知らない状態で通い始めました。

それでも、動画講座で基礎から順番に進められたので、置いていかれる感覚はありませんでした。

ただし、動画を見ながらの自主学習が中心になるので、自分で進める時間が長いことは知っておいてください。

眠くなったときの職員の対応は、2-2で書いたとおりです。

8-3. Q. リワーク目的でも利用できますか

私は利用できました。ただ、就労移行支援はもともと長期の利用を前提にしているので、受け入れてもらえるかは事業所の方針や時期によって変わります。

確認しておきたいことは、4-3にまとめています。

8-4. Q. パソコンやソフトは自分で用意する必要がありますか

用意する必要はありません。公式サイトによると、次の3つがすべて無料で使えます。

  • パソコン1台の貸し出し
  • デザインで使うAdobe社のソフト(通常4万円相当)
  • デジタルハリウッドの動画教材

自宅にパソコンがない人や、有料のソフトを買うか迷っている人でも、学び始めの負担はかなり小さいと思います。

(8-4の出典:atGPジョブトレIT・Web 公式サイト)

まとめ

朝の光が差し込む整った机

atGPジョブトレIT・Webの評判は、実際に2か月通った私の実感では、「おおむね評判通り。ただし拠点と担当者による差はある」でした。

この記事のポイントを振り返っておきます。

  • 運営はatGPのゼネラルパートナーズ。デジタルハリウッドと提携し、Webデザイン・ITエンジニア・動画編集の3コースがある
  • 事業所は東京・千葉・埼玉・大阪の6か所
  • 利用者の過半数は無料。私は課税世帯で月9,300円だった
  • 眠くなったときに体を動かすことを認めてくれるなど、職員の対応は柔軟だった
  • 採用する側から見ても、未経験は落とす理由にならない。基礎に向き合ってきた経験は、面接で働く姿を伝える材料になる
  • AIやデータ分析を学びたいなら、Neuro Diveも比べる価値がある

私は、就職ではなく復職の準備として通いました。それでも、通勤の練習と新しいことを学ぶ時間が重なったおかげで、復職の初日からフルタイムで働くことができています。

口コミを読むだけでは、自分に合うかどうかは分かりません。見学はその場で申し込まなくてよいので、まずは話を聞きに行くところから始めてみてください。

見学・相談は無料です。気になったら、まずは話を聞きに行ってみてください。

※見学は約60分で、その場で申し込む必要はありません。事業所は、東京(渋谷・秋葉原・浜松町)、千葉(船橋)、埼玉(大宮)、大阪(心斎橋)にあります(公式サイトより)。

プロフィール
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障害者雇用13年目|特例子会社の元採用担当

一般雇用で働いていた頃にうつと双極性障害を発症し、精神障害者保健福祉手帳を取得。就労移行支援を経て、大手企業の特例子会社で13年働いています。当事者として働き、採用する側としても見てきました。

制度の解説ではなく、現場で本当に起きていることを書いています。
かつての自分と同じところで立ち止まっている人に、判断材料が届けば嬉しいです。

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